ゲーム企画を考える上での3つの視点について

こんにちは、ディレクター/プランナーのSです。
このブログを見ていただいている方には
ゲーム企画に興味がある方もいらっしゃるかと思いますので、
ちょっとまじめにゲーム企画の立案についてお話ししてみます。

弊社の場合はデベロッパーとしてパブリッシャーさんから依頼された条件を基に
企画を考え提案するケースが殆どなのですが、
ただ単に面白い企画を考えて提案すれば良いわけではありません。
そこで今回は「ゲーム企画は3つの視点で考える」という事についてお話しします。

まず、一つ目の視点は「自分の視点」です。

企画を考えるのはもちろん自分なのですから当たり前だと思うかもしれませんが、
色々な人の企画書を見たとき、たまに見かけるのが
“面白さの部分を他のゲームの面白さを引用するような形で例えている”事です。

もちろん企画書の面白さが相手に伝わる事は重要ですから
共通の認識にできる既存のゲームの面白さで例えるのはナシではありません。
ただ、そのゲームがどういう経緯でその面白さを得ているかを
理解せずに部分的に切り取ってしまうと
結果的に基にしたゲームの劣化版になってしまっている事が起こりかねません。
なので、引用することで面白さが簡単に説明できる事でも
それを分析し、できる限り自分の言葉で置き換えて表現するようにすることで、
元の面白さがどうして生まれたかに気づくことができ、
それを今後のアイデアの種にもする事ができます。

続いて2つ目の視点は「クライアントの視点」です。

前述した通りデベロッパーの場合、自ら新企画を立ち上げて提案するより、
クライアントになるパブリッシャーさんから
様々な条件をもらってそれを基に企画を考えます。

条件の内容はゲームのジャンルや使用するIP、予算、開発期間など
案件によって様々なのですが、売り切り型のゲームから
F2P型のゲームに主軸が移っていった事で一つ大きく変化したことがあります。

売り切り型のゲームの場合、ゲームを作るのはデベロッパー、売るのはパブリッシャーと
役割が明確だったので、作る側はとにかく面白いゲームを作り、
パブリッシャーがそれを活かして売ってくれるという形でしたが、
F2P型になりゲームを運営するという要素が発生したことで売り方(課金のさせ方)を
デベロッパー側がゲームの一部として考える必要が必須になった事です。

現在ガチャなどに依存しているこの部分のブレイクスルーは
常に業界で求められていますので、今まで畑が違っていたこの要素を
一つのパッケージに昇華できる企画者こそが求められる人材になっていくと思います。

 

最後の視点は「ユーザーの視点」です。

ゲーム企画を考える上で「企画者が面白い=ゲームを遊ぶ人も面白いはず」
という思考に陥りやすいのですが、設定されているターゲットユーザーが
求めている遊び方や楽しさとマッチしない場合も多々あります。

ではユーザーの視点を得るためにどうすればいいでしょう?
ターゲットユーザーが好きなゲームだけでなく、
普段の行動や、欲しいものなどターゲットユーザーが求めているものを
どこまで客観的に分析できるかが重要になります。

そしてここで使えるのが一つ目でお話しした面白さの分析と自分の言葉化です。
たとえジャンルや遊び方が違っていても、ターゲットになるユーザーが
楽しんでいる事(ゲームに限らず)の根本的な楽しさを分析、
理解できればそれを自分の企画に応用する事で
ターゲットユーザーに近づくことができるのです。

また、最近ではターゲットユーザーを分析する上で、
ユーザーペルソナやカスタマージャーニーマップなど
デジタルマーケティングの手法を使う場面も増えているので
こういったマーケティングの知識も勉強しておくと後々役立つと思います。

というわけで我流ではありますが、ゲーム企画を考える上で
重視している3つの視点についてお話ししました。

今のゲーム企画者はセンスももちろん重要ですが、
客観的に分析できる要素も大きいウェイトを持っていますので
ゲームの企画に興味のある方は是非色々な視点から
自分のゲーム企画を考えてみてください。
きっと新しい発見ができると思います。

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