だが、このゲームを遊び続けるうちに、そんな俺がたまらなく愚かだと気付かされた。
移動とリモート爆弾使用「しか」出来ないプレイヤーキャラを「最大限使う」と脱出できるステージ。
一手順番を間違うと進めなくなるステージ、できるわずかな事を組み合わせて「こうすれば行ける?」とトライ&エラー。
だからこそクリアできた時のたまらない満足感と達成感。
気が付くと親に「ゲーム禁止」と言われるほど何時間もTVの前で夢中になった頃に引き戻されるのだ。
そしてOさんの真意に気づいたのだ。
反逆だ。
このゲームはOさんの現代ゲームへの挑戦状なのだ、と。
シンプルで楽しいと言うゲームの根幹を、現代のマネタイズ全盛時代にたたきつけたのだ。
反逆なら俺もする!
そう言う訳で参加を決めたのだ。
そして、その野望は間違いなく「海外」に向いている筈だ。
海外ではレトロゲームがブームだからだ。
Oさんの反逆の炎は、欧州や米国の空をも燃やすのだ。